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サプリメントを利用する際の注意点とは?
ツイート私たちの毎日の健康維持や美容、あらゆる病気や症状の予防、改善にもとても効果的で、また、日ごろ不足しがちな栄養素の補給のために飲まれている方も多いサプリメント。
しかし、そんなサプリメントでも、誤った飲み方をすれば、効果が半減してしまうこともあります。
●用法、用量を守ることの大切さ
栄養補助のために用いるサプリメントであっても、必ず用法、用量はしっかりと守りましょう。
栄養素をできるだけ多く摂取しようと、つい一度に多く飲んでしまう方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、
サプリメントは一日の適正な摂取量を継続的に摂取することで効果が発揮されるものですから、一度に多くを摂ったからといって効果が早まるものでもなく、
なかにはビタミンCのように多く摂取しても、体に吸収されない分は水分と一緒に排出されてしまうものもあり、それだけ無駄になってしまうものもあります。
無駄になるだけならいいのですが、過剰摂取によって逆に健康を損なってしまうこともあります。
例えば、ビタミンAは摂り過ぎるとめまいや吐き気、頭痛、下痢といった症状を引き起こすことがありますし、 葉酸は興奮や不眠といった症状、ナトリウムは血圧上昇やのどが渇くなどの症状が出ることがあります。
もちろん用量をきちんと守っていればこのようなことはまずないのですが、 もしサプリメントを飲みすぎて、万が一何らかの症状が出た場合には、摂取を中止して体調の回復を待ちましょう。
体調が戻ったとしても、目安量の半分の量から飲み始めるようにし、 体調が戻らない場合には医師に相談することも必要になるでしょう。
●サプリメントの組み合わせも考慮
サプリメントを数種類飲んでいらっしゃる方も多いでしょう。
なかにはその組み合わせによって効果が減少してしまうものもありますので注意が必要です。
例えば、食物繊維は多く摂ると他のミネラル分を排出してしまうことがありますので、食物繊維とカルシウムやカリウム、鉄分などは一緒に摂ることで効果が半減してしまうことがあります。
また、カルシウムと鉄分はその性質が若干類似しているために、一緒に摂ることで鉄分の吸収が妨げられてしまうようです。
ですから、このように相性のあまりよくない成分は、摂取する際には時間をあけて摂取するといいでしょう。
●薬との併用にも注意が必要
薬を服用されている方の場合、その薬とサプリメントとの併用にも注意が必要です。
例えば、糖尿病の治療に用いられるインスリンとビタミンCとの組み合わせはよくないとされています。
というのはビタミンCには血液中の糖をエネルギーに変換する能力を高めてくれるというインスリンと同様の働きがあり、そのためにインスリンが効きすぎてしまう恐れがあるからです。
このように薬とサプリメントの併用には注意が必要とされるものもありますので、薬を飲まれている方は事前にかかりつけの医師に相談するようにしましょう。
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